★妊娠線っていったい何?・予防?
1.妊娠線ができるしくみ
皮膚は表皮、真皮、皮下組織から成り立っています。 妊娠して腹部が大きくなるにつれて表皮は伸びることができますが、真皮や皮下組織の一部は伸びにくいため亀裂が生じ、 赤紫色の線状斑が現れます。
これは結合組織の張力が大きすぎる、あるいは「脂肪、太りすぎ、妊娠中の組織の伸張」が原因で弾性素とコラーゲン繊維の亀裂が起きる状態になります。 特に妊娠線が痛むことはありませんが、かゆくなることがあります。予防法としては強くかきこわしてしまわないようにしましょう。
また下腹部、乳房、太もも、臀部など脂肪のつきやすい部分にも妊娠線は現れます。 1本の線幅2〜3mmで、長さ5cm程度で、触ると周囲の皮膚よりへこんでいます。妊娠線は産後、赤紫色の妊娠線が薄くなり白色に変わっていきますが、光にあたるとテカリがでたり、産前のお肌にもどることはありません。 早めの予防を心がけましょう。
縦に何本も出たたくさんの赤い線が妊娠線。できたての頃は赤紫色で、時間の経過とともに白っぽくなってきます。上の写真のように、産後目立たなくなってきますが、1度できてしまったら決して消えることはありませんので予防が大切です。
2.妊娠線ができる時期とタイプ
妊娠初期以降、またはつわりが終わり急激に体重が増加する頃に出始める傾向があり、少し見えにくい下腹部あたりに出始めます。
またこの時期は乳房や太ももにも妊娠線(赤い線)が出ることがあります。乳房にできる妊娠線は乳輪を中心に放射状に現れやすく、太ももも同じく放射線状になります。 皮下脂肪などが厚いと皮下組織の弾力性がなくなるので妊娠線が出やすく、また小柄でおなかが突き出やすい人、双胎の場合、経産婦にも出やすいといわれています。
3.妊娠線予防法
- バランスのよい食事を心がけましょう。
- カロリーの高いものは控えましょう。
- 体重増加は8〜10kgに抑えましょう。妊娠中毒症の予防にもなります。
- 妊娠線クリームでお肌を柔軟にしましょう。
| 参考文献 | ユース産業株式会社 山田尚樹 妊娠・産褥期の皮膚の変化と美容(妊娠線予防対策を中心に) 医療専門誌:ペリネイタルケア 1997年11月発表 |